すぐやる人になってみた結果!~5分で分かる「先延ばしする人は早死にする!(メンタリストDaigo著)」~
■はじめに
普段の仕事について、
「やらなきゃいけないことは分かっているんだけど・・・。」
理屈をこねて後回しにして、期限が迫ってきたら焦ってどうにか終わらせる。
ギリギリで完了したから見直しもできずに中途半端なものに。
最後には「自分は何でこんなに仕事ができないんだ・・・。」と自己嫌悪に陥る。
なんてこと、よくありませんか?
メンタリストDaigo氏の
先延ばしする人は早死にする! 「あとで」を「すぐやる」に変える心理学では、先延ばしには以下の3つの脳の特性に原因があり、人間は本来先延ばしをしやすい生き物であると述べています。
・脳は「楽をしたがる怠け者」
・脳は「変化を嫌う現状維持派」
・脳は「悪いほうに考える心配性」
※メンタリストDaigo氏著「先延ばしする人は早死にする!」より引用
今回は、この本に書かれている「すぐやるための5つのステップ」と、私の生活の変化について、紹介していきます。
目次
■すぐやる人になって変わったこと
①心の余裕が増えた
今まで目の前のことに精いっぱいで、仕事もプライベートも焦りや不安でいっぱいでした。
しかし、仕事を効率的にこなせるようになり、いつも私を不安にさせていた”期限”がスッキリし、ストレスフリーな状態で過ごせるようになりました。
また、些細なことで怒らなくなったことも、大きな変化の一つです。
②会社での評価が上がった
仕事にすぐに取り掛かることができるようになったことで、自分で見返して修正することや、上司や先輩からフィードバックを得られる機会が増えました。
結果、ギリギリで1回きりの成果物(仕事の結果)だったものが洗練されて、プラスαの結果を出せるようになりました。
また、上司へ定期的に進捗を報告すること、意見をもらうことで、私に対する信頼感も向上しました。
「報連相がしっかりできて仕事を効率的に進める」人間という評価をしてもらうようになりました。
③自由な時間が月30時間増えた
心の余裕により周囲に気を配れるようになったこと、会社での評価向上により、仕事を人に任せることができる関係性が構築できました。
自分の時間は決まっています。人に任せても問題ないことはどんどん任せ、自分は「自分がやるべきこと」に注力することで、残業時間の削減につながりました。
■すぐやる人になるための5つのステップ
①環境を変える
「机に向かっても何かやる気が出ない。」そんな時は思い切って”いつもの場所”から移動して、やる気になれる場所を探しましょう。
私の場合、仕事場所が自分のデスクと決まっているため、デスク回りの整頓・模様替えをしてみました。
それだけでも、意外に気持ちがシュッとして、環境の変化を実感することができました。
②やる気の時間帯を見つける
私は、会社の始業時間よりも1時間~1時間半早く出勤し、通勤途中で買ったコーヒーをゆったりと飲んだ後が、最もやる気になる朝型です。
この時間に、取り掛かるのが億劫で先延ばしにしたらマズいな~と思う仕事を、優先的にスケジューリングし、取り組むようにしています。
朝一や昼食後、終業間近、残業中の夜中、などなど人それぞれ、最も集中できてやる気になることができる時間帯は異なります。
その時間帯に「やるべきこと」を行うことで、先延ばしは起こりにくくなります。
③そもそも「やるべきこと」を減らす
何でもかんでもすぐにやればいいのではなく、時間をかけてじっくりと悩んだほうが良い場合もありますよね?
また、脳はタスクがたくさんあるとパニックになってしまうので、まずは「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」を仕分けしましょう。
さらに補足すると、「やるべきこと」は、「すぐやるべきこと」か「後でもいいこと」に再び振り分けましょう。
これは、以前投稿したGTDに関する記事が参考になると思います。
④とにかくやってみる
・ 「この動画を見たらやめよう。」と思うもYouTubeがやめられない。
・「あと一杯だけ飲んだら今日はやめよう。」と思うも飲み続けて酔っ払い、家に帰って奥さんに怒られる。
などなど、このような経験はありませんか?
人は強制的にストップするルールがあると、逆にやめたくなくなるという心理があります。
まずは5分、その重たい腰を上げてみましょう。
5分だけでいいんです。1度上げてしまえば、案外立ち続けることができます。
私はこれが一番難しかったですが、一番効果を実感できるものでした。
⑤心理テクニック
スポーツの試合などで、コーチや監督が「シンプルな言葉で選手を激励してモチベーションを上げる」ことを【ペップトーク】といいます。
日本でも普及のための協会が存在したり、大手企業の研修などでも取り入れられているところです。
このペップトークを自分で自分に行いましょう。
「めんどくさい」「後でやろうかな」「つまらない」「飽きた」など、マイナスなことを考えてしまったら、
「大丈夫!ここまでやったんだ。これからもできるよ!」
「これを終わらせたら自分は成長するよ!」
と、励ましの言葉を自分にかけましょう。
私も、仕事中は心の中で「やばいな、まあ何とかなるかー。大丈夫!」と、独り言をぶつぶつとつぶやきます。
もう一人の自分が、コーチになってくれて励ましてくれているんです。
さいごに
こうして振り返って考えてみると、DaiGo氏の書籍のように先延ばしする人は早死にするというのも、うなずけるものだと思いました。
先延ばしによって私たちは様々な場面で損をしています。
本記事で書いたように、すぐやる人間になるためには、それほど難しいテクニックは必要としません。
少しの努力で、これからの人生がもっと豊かになる。
そんなことを教えてくれた一冊でした。