仕事がデキる人の3つの特徴とは⁉|最速で昇進したエリートから学ぶ大切なこと|
「仕事が遅くて残業続き・・・。どうすればもっと速く、テキパキこなすことができるんだろう。」
今回は、そんな悩みにお答えします。
【内容】 仕事がデキる人の3つの特徴
本記事では、同年代の中で最速で昇進を果たし、出世コースと言われる部署で4年間エースを務めるAさんと、私が1年間ともに仕事をして見つけた、ある3つの特徴についてお話していきます。
Aさんのこの特徴は、周囲とは明らかに違うもので、多くの人にAさんはどんな人か?と聞くと、だいたい私と同じような答えをします。
それほどまでに際立った特徴です。
あなたも仕事がデキる人の特徴を学び、取り入れ、実践することで、今よりも確実に仕事のスピードと質が向上します。
■特徴① とことん追求する
✔そもそも
Aさんの口グセは「そもそも」です。
例えば私が、会社の業績悪化を改善するための新サービスを企画したとします。
Aさんは「そもそも本当に業績は悪化しているの?いつから?どのくらい?全部署で悪化しているの?部署ごとの低下率の違いは?」
最低でも、これくらいは聞いてきます。
「えっそこから!? こまかっ!!! 」
と思ってしまいましたが、実際にこうして「そもそも」を深掘りした結果、業績悪化の原因は別のところにあり、新サービスの企画は白紙になったことがあります。
✔なんでも聞く
Aさんは、分からないことはとにかく質問しまくります。しかも、表面的な答えには満足しません。
1つのことに対して答えると、採用面接かのように、「じゃあ・・・」と何度も繰り返し聞いてくるのです。
また、Aさんは、他の人だったら「こんなこと聞いてもいいのかな。当たり前だろって言われたらどうしよう・・・」と思うことでも、なんでも聞きます。
ある時の会議で、性格きつめの上司の発言に、私が知らないワードが出てきました。「どういう意味なんだろうなー。」と思い、隠れてスマホで調べていたら、Aさんが手を挙げ、「今の〇〇ってどういう意味なんですか?」と聞いたのです。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉がありますが、Aさんにとっては聞くことですら恥ずかしいことではありません。
Aさんに「よく上司に聞けましたねー。」と聞くと、
「知ってることは知る前までは知らないんだから、知らないこと自体は全く恥ずかしくないかなー。」と教えてくれました。
✔ストーリーをつくる
Aさんはこうして分からないことは聞いて、深掘りして、その本質にたどり着くと、ストーリを考えます。
この仕事とは何か(本質)
⇓
なぜやらなければいけないのか(目的)
⇓
会社や消費者にとってどんなメリットがあるのか(結果)
⇓
世の中はどのように変化するのか(貢献)
こうして物語をつくることによって、Aさんの仕事には迷いがありません。ゴールが分かっているから、次に何をするのか、針路を見失うことがないのです。
だから、「Aさんはめちゃくちゃ仕事が速い。」というのは社員の共通認識になっています。
✔なぜとことん追求するのか
Aさんと食事に行ったときに「Aさんはなんで、そこまで聞くっ!?ってところまで知ろうとするんですか?」と正直に聞いてみました。
Aさんは「単純に知りたいから。」という純粋な好奇心によるものだと答えました。
さらに、「やりたくないことでもそれが仕事。仕事を引き受けた以上、上司や消費者に対して誠意を示さなきゃいけない。」
「わからないことをそのままにしていては、相手に説明責任を果たすことができないから。」
好奇心と責任感。これがAさんの「とことん追求」の原動力になっているということです。
■特徴② とにかく反応が速い
✔誰もが驚く返信速度
Aさんにメールを送ると、だいたい5分以内に返信があります。
返ってこないときは、休暇か離席中か集中モードかくらいのものです。
なぜそんなに速く返信してもらえるのか聞いてみると、
「5分以内にできるものは、すぐに片づけた方がいいよ。」
「今やればすぐ終わるのに、溜め込みすぎて処理にまとまった時間が必要になると【メール確認】っている無駄なタスクを増やしちゃうから。」
「それにすぐ返した方が、相手もそれを見てすぐ行動できるし、結果的に自分の仕事が速く終わることになるからね。」
とのこと。
今頑張って将来ラクをする、投資家やブロガー的な考えが、仕事がデキる人の特徴です。
✔「すぐにやらない」で「すぐに考える」
与えられた仕事を、何も考えないでとりあえずやってしまう人って結構多いですよね。
考えなしにやってしまうと、どこかでつまづいた時に、
「どうしよう。今まで進めてきた部分も、本当に正しかったのかな・・・」と不安になってゴールを見失ってしまいます。
先延ばしにするよりは、すぐにやった方がマシですが、Aさんはすぐに「何を」をやるのかが違います。
それは、特徴①でお伝えしたとおり、「考える」ことです。
これによって、自分の行動に「迷い」がなく、一貫したAさんの仕事っぷりは周囲からの厚い信頼につながってます。
■特徴③ 完了主義
✔仕事のゴールは何か
Aさんはよく「完璧な仕事なんてものは幻想だ」と言います。
実際、Aさんが作成したメールや資料を見ても、誤字があったり、文法が少しおかしな箇所があります。
しかし、私たちが大切にするべきことは何か。「仕事を期限内に終わらせること」です。
別に、メールに誤字があろうと、資料の文法がおかしかろうと、意味・趣旨は通じます。
「自分は何を求められているのか」、「最低限の水準はどこか」を考え、完璧ではなく完了を目指しましょう。仕事は完了するまでが仕事です。
■最後に
2019年4月からAさんと働き、私もたくさんの影響を受けました。
その影響による変化は周囲も気が付くほどで、先日上司から「(わたし)さんは最近変わったよね。仕事がもっと速くなったし、話しが分かりやすくて説得力があるよ。」と、言ってもらえました。
私もあなたも普通のビジネスマンだと思います。
いきなり、仕事術の本に出てくるような【超優秀】な人間になることは難しいです。
しかし、あなたの会社や社外にも、あなたより少しだけ仕事がデキる人は、何人か必ずいますよね?
まずはその人を観察して、自分と何が違うのか考えてみましょう。 そして、
観 察
⇓
実 践
⇓
自分のモノにする
⇓
その時の自分よりも少しデキる人を探す
⇓
観 察
⇓
このステップを繰り返すことで、今の自分よりも一歩前に進むことができます。
そして、自分よりも少し上のランクを目指すことで、丁度いい負荷をかけて成長を続けることができます。
そうするといつか、あなたは観察される側の人間になっています。