禁酒の方法とメリット!目標を達成するための【やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学】のまとめ
■はじめに
禁酒をしたいと考えている方はぜひご覧ください。
また、その他の様々な目標に対しても応用ができますので、何か他に達成したい目標がある方も、ご覧いただければと思います。
≪私が禁酒によって得たもの≫
①月2~3万円の節約
②毎日2時間の読書時間
③健康的な体と生活
仕事の帰り道にふと立ち寄ったコンビニで、買う気なんてなかったのに、なぜか片手にビールを持っていたり、同僚に誘われて仕方なく飲み会へ・・・
などなど、禁酒をしようと思っている人は誰しも経験があると思います。
かくいう私も、日本酒とビールが大好きで、いつも冷蔵庫には何本ものお酒が入っており、ミニ居酒屋が開けるほど・・・。
しかし、たまたま読んだ時間の考え方に関する本に感化され、酔っぱらってダラダラしている時間はもったいない!と思い、一念発起して2年ほど前から禁酒にチャレンジしました。
禁酒は本当に本当に難しく、何回も失敗しました。
しかし、その都度原因を考え、改善し、自分なりのやり方を確立していった結果、今では完全に禁酒することに成功しています。
この1年間、1ミリもお酒を飲んでいません。
そして禁酒成功後、立ち寄った近所の書店に、真っ赤に目立つある本を見かけ、何の気なしに手に取って読んでみました。
そうしたら、私が禁酒に成功したやり方の多くが、その本に書かれていていたのです。
それが、今回紹介するやり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)です。
100ページ弱で30分程度で読めるボリュームですが、内容はとっても凝縮されていて、やり抜くために必要なメソッドを教えてくれます。
禁酒はとっても大変です。
しかし、私のようなただのサラリーマンでもできました。
禁酒をしたいと考えている方はもちろん、やりたいこと、目標にしていることがある方は、この記事をお読みいただき、やり抜く人間になるための一助になれば幸いです。
目次
■禁酒のメリット
①月2~3万円の節約
500ミリ缶のビール(316円)を毎日1本、一升瓶(1,800ml)の日本酒(3,000円程度)を1週間で1本、つまみその他・・・、これだけで2万円以上の節約になりました。
ここに飲み会が追加されれば・・・、言うまでもありませんね。
②毎日2時間の読書時間
お酒を飲むとフワフワして集中力が低下するし、眠くなるし、マイナスな側面が多いと感じていたので、寝るまでの暇つぶしのように使っていた無駄な時間が削減され、人生の生産性が大きく向上したと実感しています。
③健康的な体と生活
アルコールの過度な摂取は腸の働きに作用し、お腹の調子を悪くします。
私も、毎朝のようにトイレに駆け込んでいましたが、禁酒によってそれがなくなりました。
また、睡眠の質が改善され、朝スッキリ起きることができるようになったのも大きな変化の一つです。
様々な研究により、大量のアルコールを摂取した場合は「寝つきは良くなるが睡眠の持続性は低下」し、低量の場合は「寝つきは悪くなるが睡眠時間は長時間化する”傾向”」があるという結果が出ています。
■やり抜くための3つのポイント
①目標の段取り
〇目標の具体化
まずは目標を具体的にして、何をもって成功なのか考えましょう。
そうすることで、成功の姿をよりハッキリと見せてくれるからです。
また、「このくらいでいいか。」という自分への甘やかし、妥協をさせないためにも、目標の「あいまいさ」は取り除きましょう。
私は、禁酒については既にある程度具体的であると考えたため、より「あいまいさ」を除いた「1年間、いかなる場において一滴たりとも飲酒をしない」という目標設定をしました。
〇成功のイメージ
目標を達成することで、自分の生活はどう変化するのか、何が得られるのか考えましょう。
さらに、その時と今のあなたの差を考えてみましょう。
そうして、やるべきこととそれにあたっての障害を明確にします。
以上2ステップの内容を紙に書き出します。
頭の中に置きっぱなしではいつか忘れてしまうからです。
私が実際にやってみたお勧めの方法は、書いた紙を写真に撮ってスマホの待ち受け画面にすることです。
これなら絶対に忘れませんし、毎日見返して、更に身を引き締めることができます。
②マインドセット
これまでの人生を軸にした考え方・信念のことをマインドセットと言います。
「どうせ自分にはできない」
「自分はこらえ性のない人間だからできっこない」
と考えていませんか?
人間の能力は遺伝などの先天的要素で決まるのか、環境や努力による後天的な要素で決まるのか、さまざまな説が唱えられています。
しかし、大切なのはどちらが正しいかではなく、どちらを信じるのかということです。
禁酒はとても大変です。私も何回も失敗しました。
でも諦めたり、自己嫌悪になることはありませんでした。
それは、「失敗したのはなぜか?今度はこうしてみよう。今できなくても大丈夫。それは”まだ”できないだけだから。」と考えていたからです。
マインドセットは、自分のこれまでの知識や、経験をもとにした信念であることから、何歳からでも変わることができます。
まずは、自分は変わることができると知りましょう。
詳しくは以前掲載したこちらの記事をご参照ください。
③ 続けるコツ
禁酒の最大の敵、それは「誘惑」です。
禁酒だけではなく、いろいろな目標・挑戦にとっても誘惑は大きな壁になるかと思います。
私も当時は、コンビニ=ビールの式ができていて、仕事の帰り道に必ず通るコンビニの前に差し掛かると、条件反射的にビールを手にしていました。
この誘惑に打ち勝つためには、「意志力」が非常に重要になってきます。
本書では意志力は筋力に例えられています。
鍛えなければ衰えるし、鍛えれば鍛えるほど、より強靭なものになります。
私が行っていたやり方は、「お酒が飲みたくなったら水を飲む。」というものです。
ビールが飲みたくなる理由の一つに、喉が渇いていて、ここにキンキンに冷えた炭酸を流し込みたいという強い誘惑があります。
そのため、とりあえず水分を取り、喉の渇きを潤すようにしました。
これだけでも、飲酒の欲求が大幅に低下します。
本書ではこのようなやり方を「if thenルール(もし○○だったら○○をする)」と呼んでいます。
目標の具体化で挙げた成功のための障害がもしあなたを誘惑するものであれば、積極的にルール作りをしましょう。
■最後に
私が今回禁酒に成功した一番の要因は、意志力にあったと思います。
目標などを紙に書くことは、時間さえあれば誰でもそれなりのものができますし。
意志力で大切なことは、失敗しても自分を責めないということ、です。
今できなくても、やり方を変え何度も挑戦すればいつかできるようになります。
”まだできない”だけで、伸びしろはたくさんあります。自分の可能性を信じることが、やり抜くための秘訣だと実感しました。
やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)
- 作者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)