自由な時間とお金を得るための【時給思考】から学ぶ9つの大切なこと
■はじめに
「もっと時間があれば・・・」
「もっと稼ぎたい・・・」
自分や家族のため、もっと「自由な時間とお金」を手にしたいという欲求は、自然なものであり、誰でも少なからず感じているのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、金川顕教氏の著書1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考です。
冒頭に「あなたの時間を奪う人=殺人者」という、他の本では見たことがない刺激的なフレーズが書かれている本ですが、金川氏の時間に対する深い考えは、今の自分の思考に大きな影響を与えてくれていると実感しています。
今回は、私が本書から学び、あなたと共有したい9つのポイントを取り上げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
■9つのポイントの前に知っておいてほしいこと
本書では、今の時給の10倍を目指すことを目標にしています。
10倍なんて途方もない大変な道のりだ・・・と思いがちですが、例えば、国内に年収1000万円以上の人がどれくらいいるか、ご存じでしょうか?
国税庁の調査等に基づくと、男性の労働人口約2946万人のうち、7.7パーセントの226万8千人が1000万円以上の年収になります。
また、女性では約21万8千人が年間1000万円以上を稼いでいます。
この数字を聞いてどう思いますか?
意外に身近な存在に感じませんか?
しかも、よく考えてみてください。
100人中8位になればいいのですが、100人全員が全力で頑張っているとも限りません。
学校の授業のマラソンのように、友達と話しながら走っている人、全力は格好悪いと言い訳して、初めから手を抜いて走る人など、同じ土俵でもたくさんの人がいます。
今の時給の10倍も、選ばれた人間だけの世界ではありません。
まずは考え方を変えてみることが大切です。
■時間の大切さ
①タイムイズライフ
当然ですが、時間はお金では買うことはできません。
そして時間は、世界中の人に与えられた唯一の平等な財産です。
そのため、タイムイズマネー、時は金なりという言葉では、生ぬるいのです。
だから本書では「あなたの時間を奪う人=殺人者」と呼びます。
もしあなたが成功を求めるのであれば、限りある時間という財産を守り、有意義に使わなければならないのです。
私はタイムイズライフという言葉を知り、これまで無駄にしてきた時間を心の底から後悔し、悲しくて、悔しくて、泣いてしまいました。
それほどの衝撃でした。
失った時間はどんなに頑張っても元には戻りません。
死ぬほど後悔をして、反省して、今から時間を大切にしましょう。
②あなたの時給は?
時間の大切さを理解したところで、あなたの時給について考えてみましょう。
月収30万円、週の労働時間を40時間、月の労働時間を160時間に設定します。
30万円 ÷ 160時間 = 1,875円
自分の時給を正しく把握し、自分の今の行動が時給に見合っているかという天秤で判断をしましょう。
※ちなみに、年収1000万円の場合の時給は、約5000円になります。
■あなたの時間が侵食される理由
③4つの無駄な時間
本書では、目的を達成するためには、時間を4つに分けることを推奨しています。
1.最低限必要な時間
食事・睡眠・通勤・仕事など、日常生活上、削減が難しい時間が該当します。
2.達成のための時間
目標など、自分のために使うポジティブな時間が該当します。
3.楽しむ時間
自分の趣味や家族との時間など、好きなことに使う時間が該当します。
4.無駄な時間
後で後悔するような使い方をした時間が該当します。
具体的には、SNSを閲覧している間に3時間も経っていた。といった時間です。
あえて説明する必要しなくてもお分かりになるかと思いますが、「無駄な時間」を減らして、「達成のための時間」を増やしましょう。
特に、「テレビ・スマホ・異性・食事・遊び」を、この本では5大リスクと呼んでおり、無駄な時間になる可能性が高いとしています。
私もこの本を読んで思いましたが、成功すれば、より高い次元の娯楽を手にすることができます。
例えば、「年1回の国内旅行がせいぜい・・・」が、「好きな時に好きな国に旅行」では、全くの別物です。
成功には「犠牲」が必要であると、有名な成功哲学書の「思考は現実化する」でも書かれています。
何を犠牲にするのか決めましょう。
そして、今の自分の時間を、将来の成功のために「投資」しましょう。
④残業と時給
あなたは、働いた時間分の残業代をきちんと申請していますか?
「2時間申請したけど、結局3時間残ってしまった。まあいいか。」
「22時以降の残業代は何か申請しづらいし、まあいいか。」
私たちは、自分の時間を会社に捧げる対価として、給料を得ています。
会社は私達の時間を買っていると言うことです。
すなわち、申請をしない残業をすればするほど、そこに空白の時間が増えてしまいます。
対価がないからです。
無給は無価値。
この言葉を意識しましょう。
■成功のための正しい時間の使い方
⑤スピードが命
数年単位の長期目標を立ててしまうと、逆に[今日何をするのか」が不明確になってしまい、なかなか達成にはつながりません。
だからこその時給思考です。
やりたいこと、達成したいことをリストアップした上で、やめたいことを考えましょう。
そして、「やりたいこと」「やめたいこと」のリストをスマホにまとめ、スクショしてホーム画面に設定しましょう。
毎日見ることで、行動に迷いがなくなります。
⑥人に任せる
仕事や日常生活には、自分でやらなくてもいいタスク、適任が他にいるタスクがたくさんあります。
特に日常生活では、掃除、洗濯、洗い物など、時間がかかるタスクが多くあります。
これらは効率化の家電(ルンバ、乾燥機付き洗濯機、食器洗浄機)を購入するか、家事代行を依頼しましょう。
自分の時給とタスクを天秤にかけましょう。
時にはお金を支払い、モノによる環境を買うか、ヒトの時間を買うことも重要です。
⑦人付き合いの整理
時間は命です。あなたの時間を奪う人は殺人者と同義です。
必要のない人間関係は、あなたの時間を侵食します。
私も今26歳になりますが、高校の頃の同級生とは関係を断ちました。
なぜなら、集まったところで学生の頃の思い出か、仕事の愚痴しか話題に上がらないためです。
良い人間関係をつくることも大切ですが、まずは生産性の低い人間関係の整理をしましょう。
⑧電話を断つ
堀江貴文さんの著書でも書かれていますが、電話ほど無駄で失礼なものはありません。
電話を掛けた時に相手が別のことをしていようが、集中して仕事に取り組んでいようが、我関せずと、相手の時間を奪うものだからです。
あなたの業務にメールで事足りるものはありませんか?。
私は仕事の都合上、自分からかけなくても、多い時で1時間に10件程度の電話がかかってくる職場でした。しかし、
・他の人に出てもらい、「メールで私まで連絡するように伝言を頼む。」
・電話で回答を求められても「後ほどメールします。」とやりとりをメールに変える。
この対処方法を3か月間続けた結果、1時間の平均電話回数は4件程度まで減らすことができました。
あなたの職場に合わせたやり方を検討、実践してみてください。
⑨稼ぐ力を身に付ける
時給を10倍にする目標を達成するためには、自己投資が欠かせません。
自分が変わらなければ、時給も変わらないままだからです。
時間・お金・努力のどれか、またはすべてを投資し、自己研鑽に努めましょう。
ビジネスにおいて実用的なスキルは、
「文章を書く力」と「人前で話す力」です。
どちらも身に付ければ、貯金が0円など、どんな状況になっても稼ぐことができるからです。
どちらのスキルも、学習によって伸ばすことが可能です。
最近はYouTubeでも、大変参考になる動画が無料でアップされているため、書籍の購入と合わせて、少しずつでも学んでいきましょう。
■最後に
時給的思考を学ぶと、「時間の考え方が変わります。」
思考が変わると、「行動が変わります。」
行動が変わると、「人生が変わります。」
人生が変わると、「自由を手にすることができます。」
私たちの人生は、他の誰のものでもない、自分だけのものです。
自分のかけがえのない財産(時間)を正しく認識して守ることが、自由を手にするための確かな一歩になります。