仕事がきついと思ったときにおすすめの1冊|コピー1枚とれなかったぼくの評価を1年で激変させた7つの仕事術|まとめ・概要
「仕事がきつい・・・。どうすればもっと仕事がデキるようになって会社からの評価も上げることができるんだろう。」
今回はそんな悩みに答えます。
内容
本記事では、仕事ができずにうつ病寸前になるほどつらい日々を過ごしたShin氏の著書
コピー1枚とれなかったぼくの評価を1年で激変させた 7つの仕事術のうち、3つを紹介します。
◇7つのメソッド◇
☑吸収力を上げる
☑主体性を上げる
□目標設定力を上げる
☑思考力を上げる
□資料作成力を上げる
□コミュニケーション力を上げる
□生産性を上げる
この3つのメソッドを習得することで、あなたに次の変化が訪れ、職場での評価を劇的に向上させることができます。
①吸収力_指摘を忘れないようになり、ミスが減る
②主体性_こなす仕事から価値を提供する仕事に変わる
③思考力_自分で考えられるようになり、行動の無駄が減る
まずは3つ、頑張って取り組んでみましょう。
ミスが減り、主体的に、本質を突いた仕事ができるようになれば、あなたの仕事は今よりも確実にラクになり、心に余裕を取り戻すことができます
そして、心に余裕ができたら、他の4つのメソッドを1つ1つ、真面目に取り組んでみましょう。
「風が吹けば桶屋が儲かる」といったように、7つのメソッドすべてがそれぞれ密接に関係しているからです。
例えば、仕事を主体的に進められるようになっても、資料作成に時間がかかっては仕方ありません。
7つの力の底上げすることが、会社での評価を激変させることにつながります。
私はこの本に出会って、評価面に加え、特にメンタル面が救われました。
2019年5月~6月にかけて私の仕事は繁忙期を迎え、常に普段の3倍程度のタスクを抱えることに・・・。
残業時間が月130時間を突破したことで、食生活や睡眠などに悪影響をもたらし、心身に限界を迎えてしまいました。
結果、期限の遅れや未熟な成果、ミスの連発などにより、上司には怒られるわ同僚にも迷惑をかけるわで、当時の評価は相当悲惨なものだったと思います。
しかし、一家の大黒柱がこのままではいけない!と、何とか気力をふり絞り、現状の打開策のヒントを探しに書店へ向かいました。
そこで出会ったのがこの本です。
1つ1つのメソッドが具体的で、私のような普通のサラリーマンでもすぐに実践できました。
そして、何とか再起して1年間仕事を務めあげた今、上司や周囲からの信頼も厚く、新年度以降も今の仕事を続けさせてもらえるような評価を得ることができました。
もしあなたが今の仕事がつらいと感じていて、ビジネススキルを向上させて、会社からの評価を向上させたいと思っていたら、必ずこの本がその助けになります。
それでは、吸収力・主体性・思考力を上げるための方法について、それぞれ説明していきます。
■吸収力を上げる
人から言われたことをそのままメモするだけでは、吸収力は上がりません.
書いて終わり、書いて満足するだけでは知識に変換されないからです。
そのようなメモの取り方は時間の無駄なのでいっそやめてしまいましょう。
ではどうやって吸収力を上げればいいのか。
それは、上司や同僚から受けた指摘を全て一つにまとめることです。
本書では下書きメールを活用していましたが、私はWordの方が使いやすかったです。
ポイントは、言われたことをそのまま書くのではなく自分の言葉に直すこと。
自分の言葉に直すということは、何がいけなかったのか、どうすればよかったのかを、自分の中で整理し、理解するということだからです。
また、同じ指摘をされても新たな行に書くようにしましょう。
これで、自分がよく指摘されていることが何か、一目でわかるようになります。
さらに、せっかく作った一覧表は見返さなければ仕方ありません。
あなたなりのマイルールを定めて毎日振り返る時間をつくりましょう。
私は見返しだけに使う時間が惜しかったので、昼食を食べながら確認するようにしていました。
■主体性を上げる
与えられた仕事だけをやるのは最低限の水準です。
会社から評価をされる人間は、与えられた仕事に付加価値を付けられる人間です。
いつも受け身の人間はエサを待つひな鳥と同じ。自分で評価を獲得しようとしない、主体性がない人に未来はありません。
ではどうすれば付加価値をつけられるのか。
それには目的を確認することが大切です。
上司から仕事を振られた時、新しい仕事に取り組む時に「この仕事の目的は何か?」確認しましょう。
付加価値をつけることで「あいつは気が利く」という、会社からの評価につながります。
■思考力を上げる
次の5つの思考(質問力)を身に付けることで、自分で考えることができるようになります。
①具体的には?
何となく悩んでいる状態から「考えている」状態に変える
②理想は?
今とゴールのギャップは何かを考える
③そもそも
本質を突き詰め、思考に一貫性を持たせる
④一言でいうと?
散らかった情報を一度まとめる
⑤なぜそう言える?
思考に説得力を持たせる
この中で、私が思う一番大切な質問は「そもそも」です。
他の4つの質問のはじめに「そもそも」をつけても意味が通じるように、思考を深めて物事の本質を捉えるためには、「そもそも」が非常に大切です。
とことん追求して深く深く掘り下げて本質を捉えることで、その迷いのない堂々とした仕事っぷりが、会社からの信頼につながります。
私の職場の、最速で昇進してエリートコースと言われる部署に栄転した同僚も、「そもそも」が口ぐせで、わからないことは納得がいくまで追求する方でした。
■最後に
今回紹介した3つのメソッドは、非常に具体的で、人によっては「当たり前」だと思われるかもしれません。
しかし今、当時のことを振り返ると、仕事がきつくて余裕がなくなるほど、目の前のことしか手を付けられず、当たり前のことができなくなっていました。
本書は、そんな当たり前な7つの力を底上げするための、実践的なテクニックを教えてくれます。
若手ビジネスパーソンに勧める本は何かと聞かれたら、必ずリストに入れる一冊です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回紹介した3つのメソッドをもっと知りたい方、他の4つのメソッドが気になる方は、ぜひ実際にお手に取ってご覧ください。