ナナハチブログ

人生は七転び八起き。26歳|読書家|ポジティブサラリーマンが若手ビジネスマンを応援するブログ

失敗しない仕事の始め方!正しい【報・連・相】の型を学んで新社会人が同期と差をつける方法

f:id:mys-lifehack:20200309225135j:plain

■はじめに

4月からビジネスマンとして新たな一歩を踏み出すあなた。 

ワクワクする反面、こう不安に思っていませんか? 

 「社会人として、何をはじめに学んだらいいんだろう。」 

「ミスしたらどうしよう。」 

「うまく職場に馴染めるだろうか。」 

 

そんな不安を解決するのが、「報告・連絡・相談」です。 

今やだれもが知っている当たり前「報・連・相」を、何よりも先に正しく知ることで、次の3つのメリットを得られます。 

①仕事のゴールを間違えない 

②仕事の質を高める 

③良好な人間関係を築く 

 

なぜ、何よりも先に「報・連・相」なのか。 

昨年、私の職場に新卒で配属された、佐藤くん(仮)を例に説明します。 

佐藤君は、上司から「ウチでやっている〇〇サービスについて、他社とのサービスを比較するための一覧表をつくって。」と言われました。 

しかし、佐藤君は結果を残そうと張り切った結果、いつの間にか上司からの指示はそっちのけで、「自社のサービスの改善報告書」を作っていました。 

誰もそんなことは頼んでいませんし、求めていません。 

結局、佐藤君の仕事は別の人間が急いで片付けることに。 

 

佐藤くんは自分の力だけでやろうと意気込んでいたため、誰にも相談や報告をしていませんでした。 

 

このように、自分だけで仕事を進めてしまうと、 

●上司が求める結果(水準)と、自分が目指すゴールにズレが生じます。

●上司からのフィードバックがないことで、ミスや遅れの原因になり、結果に影響が出ます。 

●仕事を任せた上司はもちろん、フォローする他の社員にも迷惑をかけます。

 

結果を残そう!という意識はとても重要ですが、自分だけで完結する仕事なんてほとんどありません。 

その意気込みが空回りしないよう、まずは、「報・連・相」をしっかりと学びましょう。 

目次

 

■報・連・相のキホン 

①細かいことでも何でも言う 

上司は、部下に仕事を任せた責任があるため、あなたの一挙手一投足を気にかけます。 

だから、細かいことでもなんでもいいので、まずは「報告するクセ」をつけましょう。 

 

私のおすすめは、朝イチに「今日やることリスト」を上司に提出し、終業前に結果の報告をして、フィードバックをもらうことです。 

また、朝イチ、終業前と時間を決めることで、上司もあなたのために、あらかじめ時間を確保してくれるようになります。 

 

②悪い情報ほど早く言う 

新人のやらかしなんて、発覚時点では大したことない状況がほとんどです。 

大抵の諸先輩方が、若かりし頃に経験していることでしょう。

しかし、時間が経てば経つほど事態は悪化します。 

言いづらい案件ほど早く話して、気持ちを次に切り替えましょう。 

 

③自分の意見をもつ 

「どうしたらいいですかね…?」の先頭に「自分はこう思うのですが、」をつけ足しましょう。 

相談を丸投げして人に判断を委ねてばかりでは、「自分の仕事を主体的に進めることができません。」 

 あなたの仕事はあなたのモノです。責任をもって取り組みましょう。

 

■報告のポイント 

①正しい報告の手順 

(1)目  的・・・まず、何についての報告なのか、案件名と目的を述べる。 

(2)結  論・・・話の要点となる「結論はこうです」を述べる 

(3)補足説明・・・結論などを補足するため「背景・状況・経緯」を述べる。 

 

②話に区切りをつける 

報告をする際、「〇〇の件について~、~で、~のところ、~だったので、」など、句読点をつけずダラダラと話してしまっては、話の要点が見えず、相手をイライラさせる原因になります。 

大切なことを適切な言葉で簡略に説明するよう心がけましょう。 

 

■連絡のポイント 

報告が仕事の経過や結果といった「結論」を伝えるのに対し、連絡は情報を互いに共有したり、相手へ行動を依頼するための「事実」を伝えることを言います。 

①正しい連絡の手順 

(1)目的・・・まず、何についての連絡なのか、案件名と目的を述べる 

(2)事実・・・話の要点となる事実「今なにが起きているか」の部分を述べる 

(3)影響・・・事実によって、「相手にどのような影響があるのか」を述べる 

(4)依頼・・・相手に依頼したい行動は何か、その期限はいつかを述べる 

 

②連絡の方法 

あなたの職場によって取るべき方法は異なりますが、なるべくメールで済ませましょう。 

基本的に、電話、面会での説明は、相手の時間を奪う行為です。 

電話は特に時間泥棒の側面が顕著で、相手が今何をしているのか分からないにも関わらず、一方的に電話かけることで、相手の作業を中断してしまいます。 

デキるビジネスマンほど、時間を大切にします。 

 

■相談のポイント 

①正しい相談の手順 

(1)目的・・・まず、何についての相談なのか、案件名と目的を述べる 

(2)事実・・・話の要点となる事実「今なにが起きているか」の部分を述べる 

(3)背景・・・なぜそれが起きているのかを述べる

(4)意見・・・事実に対して自分の意見を述べる

(5)伺い・・・あなたはどう思うか、意見を伺う

 

相談において最も大切なことは冒頭の「キホン」でもお伝えしましたが、「自分の意見」を持つことです。 

自分の意見がないと、相手の言い分を鵜呑みにしかねません。 

また、複数の人から意見があれば、何を参考にすればいいのかわからなくなり、パニックになります。 

 

だから、相談に臨む際は必ず「自分はこう思う」を明確にしてから、話しかけましょう。 

 

その他に大切なことは、あくまでも相手の意見は参考として聞くことです。 

例えば、「偉い人との飲み会は断ったらダメだ。」と上司から言われたとします。 

この意見の本質は、飲み会に参加することではなく、コミュニケーションの重要性です。 

相手と良い関係を作るのであれば、こまめにメールするだけでもいいのではないでしょうか。 

 

最後に判断を下すのは、「自分の仕事として受け持ったあなたです。」 

相手の意見が何を意図するものなのか、本質を見極めましょう。 

 

②相談は信頼の証 

自分には解決できない問題を、相手に意見を伺う相談という行為は、裏を返せば「相手への信頼」を示すものです。 

私も後輩から相談されると「よし、かわいい後輩の頼みだ。一肌脱いでやるか!」と思います。 

すなわち、良い相談は人間関係を良好にします。 

きちんと自分の意見を持ち、分からないことは上司を頼りましょう。 

 

■最後に 

報告・連絡・相談には、それぞれ決まった「型」があります。 

この型を習得することで、あなたは必ず「デキる新人」になることができます。 

 

ただし、気を付けてほしいのは、報・連・相は当たり前のこと、ということです。 

 

だから、周囲より早く走ることができるのは短い期間です。 

マリオカートのスタートダッシュのように、すぐに普通のスピードに戻ってしまうため、努力をしないで何となく過ごせば、すぐに抜かされてしまいます。 

もしあなたがビジネスマンとしての成長を望むのであれば、スタートだけの1位で満足せず、努力を続けましょう。