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会社からの評価が低いと感じているあなたにオススメの本|社内評価の強化書|概要

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この記事は、次のどちらかに当てはまり、会社からもっと評価を得たいと思う方におすすめです。

・一生懸命努力しているんだけど、自分が思うよりも評価されていないと感じる。

・自分よりも仕事がデキないあいつの方が、なぜか上司に気に入られている。

 

 

私はこの本を初めて読んだとき、真っ先に「怖い」と感じました。 

私たちの評価は、「こんなことで!?」と思うほど、上司の主観に委ねられていたからです。 

 

この本を読むまで、「真面目に努力して働いていれば、上司が正しい評価をしてくれる。」と思っていました。 

でもそれは誤りでした。 

 

正しい時に正しい方法で自分の努力や結果を上司にアピールしなければ、いくらあなたが目を見張るような結果を出しても、本来の半分程度の評価しか得られないことだってあります。 

 

なぜなら、評価を下すのは上司、すなわち人間で、人間は感情の生き物だからです。 

評価者がAIでもない以上、全ての人間に同じ評価基準で評価が下されることはあり得ません。 

 

今回紹介する森中謙介氏の著書、社内評価の強化書―――上司の“評価エラー”を逆手に取る出世の法則 (三笠書房 電子書籍)では、感情で評価を変えるなど、本来やってはいけない評価法を「評価エラー」と呼び、この評価エラーを逆手にとって、社内での評価を上げることを目的としています。 

 

評価エラーの例として、上司とあなたの「出身地が同じ」、「学校が同じ」、「部活が同じ」、「趣味が同じ」など。 

 

同程度の結果を出した人間が複数いた場合、上記例の「同じ」、たったそれだけで評価が変わってしまうことが、日常に溢れています。 

 

ちなみに私の職場では上司が社員を5段階で評価します。そして最高ランクの5は、職場全体の10%内に抑えるというルールがあります。 

 

これまで私は、一度も5の評価を得ることはできませんでしたが、評価エラーの種類や対策を知ったことで、昨年、はじめての最高評価を得ることができました。 

 

結果、「仕事がデキるやつ」ではないと任せられない、今の業務を担当させてもらえるようになりました。

 

冒頭でお伝えしたとおり、私たちの評価は「こんなことで!?」と驚くようなことで判断されます。 

しかし、こんなことだからこそ逆に、簡単に評価を上げることもできます。 

 

今回は、5つの「評価エラー」のうち、私が実際にやってみて、「簡単かつ効果的」だと実感した2つを、簡単にまとめました。

 

あなたの頑張りを無駄にしないためにも、評価エラーを知り、逆手に取るためのテクニックを学びましょう。 

 

目次

 

 

◆〇〇だから仕事がデキる 

いつも会社が始まる30分前に出社する人と、始業時間ギリギリの人。どちらが仕事ができそうだと思いますか? 

 

多くの人が、早く出社する方だと答えるかと思います。真面目そうな印象がありますもんね。 

 

でも、実際どうなのか、この情報だけでは分かりません。 

職場がたまたま家に近いから早く来るだけで、日中はダラダラする人かもしれないし、出社時間はギリギリだけど、日中の集中力はすさまじいかもしれません。 

 

このように、出社時間と有能さなど、お互いに因果関係があるのかわからないにもかかわらず、ある特徴がその人全体の評価をゆがめてしまうことを【ハロー効果】と言います。 

 

他にも例を挙げると、「あの有名人の○○さんも使っている化粧品!」という宣伝だと、あの人も使っているんだから。と、なんだか説得力が増した気がしませんか?

 

でも、だれが使っているかだけでは、その化粧品が良いのか悪いのかなんて判断できません。 

 

このように、ハロー効果は私たちの身近にあふれています。 

 

ビジネスの日常では、字がうまいというだけで仕事がデキるという評価がされることだってあります。 

 

こんな、あやふやな評価基準、ハロー効果をどう逆手に取るのか。 

 

あいつはめちゃくちゃ〇〇

例えば、あいつはめちゃくちゃ仕事が速い。 

 

孫氏の言葉に「拙速は功遅に勝る」というものがありますが、仕事は完璧でなくても速いに越したことはありません。 

 

仕事の速さに結果が追い付いていないとしても、仕事が速いと上司に思わせることで、あなたの評価は劇的に向上する可能性があります。 

 

また、逆にミスをしないということが、「あいつの仕事は信頼できる。」と思われるかもしれません。 

あなたなりに、今の仕事を振り返ってみて、どこにハロー効果が表れる傾向があるのか考えるとともに、上司を観察してみましょう。 

 

例えば、上司がどこに怒って、笑って、考えて、興味を持っているのか。 

少し意識するだけでも、いつもとは違った視点で考えることができるようになります。 

 

ちなみに私が意識したことは、次の2つです。 

  • 仕事のスピードをめちゃくちゃ上げること
  • 報連相を毎日、始業時と終業前にすること

 

最低限のクオリティは維持しつつ、毎日スピードに重点を置いて、進捗を細かく報告をすることで上司の印象に深く残り、私に任せておけば安心。という評価をしてもらえました。 

 

また、仕事のスピードをめちゃくちゃ上げると言っても、実際にそこまで努力をして上げる必要もありません。 

 

次の3つに気を付けるだけで、仕事が速い&残業しないキャラをつくることができます。 

  • メールは即レス
  • 上司の指示には即対応
  • 朝30分早く出社してその分早く退社する

 

たったこれだけです。 

 

◆終わり良ければすべてよし 

例えば3か月ごとに評価がされる場合、毎月コンスタントに結果を出すよりも、評価をされる直前に、一発大きい結果を出した方が、より評価される傾向にあります。 

 

これも当然と言えば当然ですよね。 

 

上司は一人一人の3か月間の頑張りや結果を、細かく覚えてなんかいません。 

近い記憶の方が優先されてしまうのは当たり前ですよね。 

 

また、ほかの例でいうと、昔ヤンキーだったけど今は更生して真面目になったA君。 

過去に悪さをしているA君と、ずっと真面目に生きてきた人、結果として両方真面目ですが、昔やんちゃしていたというだけで美談にすり替わり、より大きな結果となります。 

 

この評価エラーをどう活かすのか。私の職場を例に述べます。 

私の職場は、9月と2月に評価が行われます。 

そのため私は、それぞれの1か月前の、8月と1月に上司の記憶に残るようなチャレンジをしました。 

 

このチャレンジは、別に成功しようがしまいが関係ありません。 

まあ成功するに越したことはありませんが、大切なことは、最後まで努力し続けたという姿勢を印象付けることです。 

 

他の月が多少手抜きであっても、評価前の1か月間に努力する姿を見せつけることで、仕事に対する意欲の高さを上司にアピールすることができます。 

 

また、周囲が弛緩した雰囲気の時に、逆に自分は頑張ってアピールすることも効果的です。 

 

◆最後に 

いかがだったでしょうか。 

この記事を読んだ人によっては、「ずるい!」とか「ひどい!」とか思う人もいるかもしれません。

 

しかし、最終的に評価を下すのが上司、人間である以上、そこには必ず「感情」がかかわってきます。 

 

もちろん、仕事を真面目に頑張ることも大切です。 

しかし、あなたの頑張りを正しく評価してもらうため、また、頑張り以上の評価をしてもらうためにも、評価エラーを恨むのでなく、正しく理解し、利用することが求められているのではないでしょうか。 

 

今回は5つの評価エラーのうちの2つを紹介しました。 

ほかの3つ(上司にかわいがられる部下とは?、あなたの会社のマル秘評価基準、先入観を逆手に取る)も、非常に興味深い内容です。 

 

読めば確実に会社からの評価は変わります。 

評価は自分でコントロールできます。 

 

 

 

 

 

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