人生を変える習慣の力|ぼくたちは習慣でできている。|のまとめ・レビュー
悪い習慣を断ち切れば、思考停止した人生が再始動します。
良い習慣を身に付ければ、生産性の高い人生になります。
~今回の内容 ~
・習慣が人生に及ぼす影響
・やめる&つける習慣の3つのポイント
習慣によって、思考停止の人生が生産性の高い人生になります。
実際に私がそうでした。
私は、長年の悪習慣だったお酒を断ち、朝5時に起きる習慣を身に付け、これまで思考を放棄してただ何となく過ごしていた毎日が、自分で考えて行動する日々に変わりました。
今ではこうしてブログを書いたり、自分の成長のために本を読んで勉強したり、以前とは比べ物にならないほど、意義のある生活を送っています。
以前の私はお酒が大好きで、毎日2時間の晩酌をやめることができず、翌日は二日酔い&腹痛を繰り返す生活を送っていました。
「頑張った自分へのご褒美」のような理屈をこねて、飲酒をやめようもとしません。
仕事⇒お酒⇒二日酔いの負のスパイラルに陥っても変わろうとせず、ただ何となく過ごす毎日。
なんだか自分は、自分の意志で生きているのではなく、死なないから生きているだけで、目的がない人生を送っていると感じ、ばく然とした不安にいつも駆られていました。
メンタリストDaiGoさんのYouTube動画で、転職した方がいいブラック企業の特徴の一つに「自分で仕事を進めている感覚があるか?」いうものがあります。
やらされていると感じる・自分で仕事をコントロールできない業務は、仕事における満足度が低下するとのことです。
これは仕事だけでなく人生においても同じことが言えると思いました。
今の生活を、10年後の自分が見た時に後悔しないだろうか?と考えた時、私は後悔しないと言い切ることができませんでした。。。
だから、まずが悪い習慣を断ち切って良い習慣を身につけ、人生を自分でコントロールしなければと思い、たくさんの本を読み漁りました。
今回ご紹介する佐々木典士氏の著書、ぼくたちは習慣で、できている。は、私がその時に参考にした本のうちの1冊です。
心理学や脳の特性などの科学的な観点から、習慣をやめる&身に付けるための、計50のテクニックが掲載されています。
本記事では50のテクニックのうち、私が禁酒と朝5時起きを習慣にするために実際に取り組み、参考にした3つを簡単に紹介します。
モヤモヤした気持ちはありながらも、毎日同じような生活を送っていて、そんな人生を変えたいと思うのであれば、この記事が必ず役に立ちます。
目次
◆習慣化の3つのテクニック
✓必ず代償を払う
例えば、お酒をやめるということは、飲み会に参加しない、毎日の楽しみの晩酌がなくなるということです。
また、早起きをするということは、いつもより早く寝る必要があるので、夜の自由時間が減るなど、何かを得ようとするのであれば、そこには必ず代償が必要になります。
これは、有名な成功哲学の本「思考は現実化する」でも言われていることです。
あれもこれもと欲張る人は、結局何も得ることはできません。
二兎追うものは一兎をも得ずということわざを胸に、何を優先するのか、何を実現したいのか、代償を決める前に改めて考えてみましょう。
✓理由の深堀り
やめたい習慣はどういう時に起こるものなのか、なぜ習慣になっているのかを深く考えてみましょう。
私の禁酒を例に、どういうときにお酒が飲みたくなるのか、次の5つに分類して考えてみます。
①場所:家
②時間:寝る前の2時間
③心理状態:1日の疲れをパーッと忘れてゆっくり過ごしたい
④周りの人物:奥さんの分も買っておけば、晩酌に付き合ってくれる
⑤直前の行動:お風呂や次の日の準備などを終わらせ、後は寝るだけ状態
こうやって考えると、別にお酒は必ずしも必要なものではありませんでした。
ただ奥さんとゆっくりできる時間があればいいということに気が付きました。
あなたがやめられない習慣というのは、本当にあなたが求めていることでしょうか?
5つの分類に当てはめて考えてみましょう。
✓ステップの細分化
やる気が起きなくて続かない・・・
習慣化の挫折あるあるですよね。
しかし、これは当たり前です。脳はその特性上、実際に行動に移さないとやる気にはなりません。
だから、やる気に頼ってはいけないのです。
ではどうすればいいのか。
それは、とにかくハードルを下げてまずやってみるということです。
朝5時に起きるということ習慣にしたいのであれば、「5時に起きるぞ!」と最初からやろうとせずに、まずは5時起きに必要なステップを全て洗い出して、どんどん手順を細かくしましょう。
①19時までには帰宅する。
②22時までには寝るだけの状態にする、アラームのセット
③23時以降はブルーライトは見ない、運動しない
④23時30分までにはベッドに移動
➄電気を消す
など、寝るまでの手順をざっくりと出しただけで、たくさんの手順があります。
この手順を整理して、5時に起きるという目標のハードルを低くして、これをやったら次は・・・、と一連の流れにして取り組みましょう。
ちなみに私は、5時起きがなかなか成功しなかった理由に、スヌーズ機能(停止するまで一定時間置きにアラームが鳴る)を設定していて、気軽に二度寝ができたことがありました。
なので、目覚まし時計を枕元、ベッド下、寝室の扉前の3か所に用意して、スヌーズ機能はオフにしました。
1回しか鳴らないことで危機感を持ち、3か所に置くことで強制的にベッドから出なければなりません。
手順を細分化して環境を整え、最後は自動的・強制的な工夫をすることで、もう1年以上、100パーセント、5時に起きることができています。
◆さいごに
私が禁酒をすることを決意したきっかけの本、また、禁酒を最後までやりくためのメソッドについても、以下のリンクに掲載しています。
習慣って聞くと、習慣になるまですごい時間がかかって大変なものだと感じるかと思います。
実際難しいです。何回も挫折するかもしれません。
しかし、今では無意識でできている歯磨き、靴紐を結ぶ、スマホのフリック入力などなど、目をつぶってもできるものでも、子供のころ、始めたばかりのころは、意識的にやらなければできなかったはずです。
大事なことは、無意識レベルになるまで継続すること。
今できなくても大丈夫。それは、まだできないだけです。
きちんと反省して、改善を続ければ、必ずできるようになります。